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2006年ぜろまつり祭り寄付金がカンボジアに届きました。

   


3月19日朝7時半 バッタンバンMAGオフィスを訪問。

バッタンバン・オフィスのマネジャーであるチア・サリム氏が、
MAGの活動の説明を簡単にしてくれました。

その後、昨年のぜろ祭りなどで寄付された募金$3009(うち2006年ぜろ祭りで集められた募金は、2606ドル(344,143円÷120.48))を手渡しました。

サリム氏は“カンボジアの地雷除去のために有効に使いたい”と話してくださいました。

 

そして、この日は地雷原へ移動。

バッタンバン市から車で2時間、約57q。
バッタンバン州ラタナック・モンドル地域トレン区チーサン村の地雷原でした。

現地スタッフより道は良くなったと聞いていたものの、
やはりでこぼこ道であることには変わりはありませんでした。

しかも今回は4WDの車を借りなかったので、
ツアー会社のミニバスでそのまま地雷原へ・・・。
普通なら2時間ほどで着くところを2時間半ほどかかりました。

バスの中ででこぼこ道に体を揺られながら、
地雷原に着いたのは10時半ごろ。
すでにものすごい暑さになっていました。

この地雷原で活動するチームは、ローカルティ地雷撤去チーム。
最近MAGが新しく作ったチームです。

特徴は地雷原の近くに住む貧しい村人を訓練し、
地雷撤去要員(ディマイナー)として雇っていることです。

これは、最近のカンボジアの地雷犠牲者の多くが貧困のために危険だと知っていながら、生活のために木を切り、畑を耕したり、家畜を世話をするために地雷原に入り、事故にあうケースが多発していることから考え出されました。

地雷原の近くに住む村人は、自分の家から地雷原まで通うことができ、移動の時間や宿泊のコストを削減できるだけでなく、彼らは経験上、地雷がどこに埋まっているかという情報を持っています。

これらのメリットがある上に、彼らを訓練して地雷撤去要員として雇うことで、彼らの開発援助も同時に行うことができるのです。そして、もちろん地雷も撤去でき、安全な土地にすることができるという様々な良い点があります。

 

まずは、地雷原の説明を地雷撤去チームの監督官(スーパーバイザー)ポーン・ティ氏から受けます。

この地雷原のチーサン村では、ロン・ノル政権時代の1970年−75年の間、アメリカ軍の空爆によって多くの村人たちが、サムロート地域へ逃げていきました。その後、ポル・ポト政権時代の1978年にも村人たちは別の村へ移動していきました。1979年にベトナム軍が侵攻して、この村にも多くのベトナム兵が駐在していました。このときに、かつての村人たちも村に帰ってきましたが、また激戦地となり、村人たちは別の場所へ避難してしまいました。
1996年になってようやく人々がこの村に住み始め、現在240家族が生活しています。

地雷は、1987年−96年の間に埋められたと推測されており、ベトナム軍、政府軍、ポル・ポト派によって埋められました。村の中には対人地雷が多く埋められ、国道10号線沿いには対戦車地雷と対人地雷が埋められているといいます。

 

この地雷原では、MAGは今年の2月5日から活動を始めました。
地雷撤去チームは、16人から構成されており、女性が8人、男性8名で、うち2人は地雷被害者が義足をはめて活動していました。

この地雷原で一番驚いたのは、その地雷の数の多さ。
わずか1ヶ月ほどで、81個の地雷、19個の不発弾(UXO)、84000個の金属片が見つかっています。

実際にこの地雷原へヘルメットとプロテクターを着けて、
撤去現場まで入っていきました。

森のなかに現れたのは、地雷が見つかり除去した後に立てる多くの黄色い杭でした。

そして、その先に今朝見つかったばかりの1個の地雷がありました。
異様な緊張感に包まれたまま、カメラのシャッターを切るツアー参加者たち。

この地雷原では、草木が約2mぐらいの高さまで生い茂り、
ジャングルになっているところを除草してから撤去をするとのことでした。
そのために、テンペストという草刈マシーンを使っていました。
その草を刈る様子を遠くから見ることもできました。
この機械はリモコンで遠隔操作できるため、
地雷を踏んで人が怪我をすることはありません。

 

ようやく最初に説明を聞いた場所に戻り、
プロテクターやヘルメットをはずすとものすごい汗が出てきました。

この後、見つかった一個の地雷の爆破作業。
長い笛が3回なった後、短い笛が3回なり、
乾いた音で100m以上離れていたにもかかわらず、
爆破音が伝わってきました。
その威力のすごさに小さな外見からは想像できないほどのショックを受けました。

遅れて土煙が上がっていきます。
車へ戻ろうとしたとき、風に流されてTNT火薬の匂いが流れてきました。

こうした1個の地雷が地上から無くなりましたが、
1個の地雷が撤去されることで、確実に1人の被害者を減らすことになります。

地雷がなくなり、地雷で苦しむ人がいなくなるまで活動を続けたいと思います。

特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

カンボジア事業主担当 江角 泰
寄付金を渡す

地雷の埋まっている箇所

今日見つかったばかりの地雷



探知した地雷を慎重に掘り出す

地雷によって片足を無くした被害者
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